年上幼なじみに恋をした




「……ったく…暇なんだな、宇海も」



それだけ言うとさっさと歩きだす蓮くん。



その言葉は……!



「行ってもいいの!?」



「ダメって言っても来るだろ」



た、確かにそうですね…



「……いや、嘘。宇海が来るの、楽しみにしてる」



「じゃあな」と言って2年生の教室へ向かう蓮くん。



……何よ、楽しみにしてるって…



やっぱり優しい蓮くんにまた、好きが積もった。