邪魔にならないようにその場から離れる。 「なかなか上手くいってるね?」 隣に奏恵が来て言った。 「だよね!みんな頑張ってるもんね!」 たくさんの子がやりたいって言ってたメイドカフェだもんね。 「あ、そーだ。メイド服完成したらしいから見てってさ」 奏恵は「家庭科室だって」と言って教室のドアに向かって歩きだす。 ……め、メイド服! 私、着るんだっけ!? ドキドキするなぁー… そう思いながら奏恵の後を追った。