年上幼なじみに恋をした




私がポカンとしていると、1人の女の子が手を上げた。



普段よく読書をしているおとなしい女の子だったから少しビックリした。



「私、メイドさんの衣装作りたいです。だから衣装係していいですか?」



おぉー!そっか、そういうことよね!



「分かった。大林さんよろしくね!他にも衣装係したい人は…」



私が“衣装係…大林”と黒板に書いた後、また教室を見渡す。



すると何人も手が上がり、全員の名前を書いた。



そして“…、櫻井”と最後に自分の名前も書いた。