よし、言ってみるか…… 「蓮くんは今でも人気なのに、ミスコンなんか出たらもっと人気になっちゃうと思うから…」 プイッとそっぽを向いてしまった蓮くんに構わず、私は話す。 「だからミスコン出な…「それは無理」 「……へっ!?」 蓮くんは私に表情を見せないようにして話す。 「だから、絶対出ねぇといけねーの!」 う、嘘ぉ…… 『絶対出ねぇといけねーの!』? 何よ、それ。 そんなに出たいなら勝手にすればいいじゃん……っ!