「んー?言えないんだ?」 蓮くんはニヤッと口角を上げる。 ……こ、この顔は……分かってるよ!絶対分かってる! 「ま、宇海がなんて言おうと、俺は出るけどな」 蓮くんはそう言った後、私から離れた。 「……えっ!?」 そ、そんなに出たいんだ…… 校門へ歩きだす蓮くんを追い掛けながらショックを受ける私。 やっぱり、女の子達に騒がれたりしたいのかな…?