「付いてきなさい」 先頭にさっきのボスがいて、残りの人が私を取り囲む。 横から後ろから、すごーく睨まれてる気がするのは……気のせい? 連れていかれたのは──… 放課後は誰も来ないであろう体育館裏。 「あんたさ、蓮と付き合ってんだって?」 ドンッと私の顔のすぐ横にボスの手が置かれる。 ……な、なな何!? この人、物騒だよ――っ! でも嘘もつきたくないから私はコクンと頷いた。