パッとドアの方を見ると、そこにいたのは蓮くんと同じ色の上靴を履いた2年の女子達。 いったい何人いる? ……数えるのが怖いくらいいる。 「ちょっと来てくんない?」 ボスらしき彼女は、髪をくるくる巻いていてメイクも派手。 ……行きたくないって言っても、連れて行くくせに。 心の中で悪態をつきながらも、コクンと頷いた。 あたしがドアへ近付くと思わず目を丸くした。 ………ざっと10人はいるよね?