「えっ!?」 蓮くんの顔を見て、私も驚きの声を上げる。 「……見るな」 だって蓮くん……顔赤いんだもん! 「え…うそ、蓮くんが…!?」 照れたりするの!? 「……うるせぇ…」 私は何だか嬉しくなって、鼻歌を歌いながら歩きだす。 「待て、宇海」 しかし、蓮くんにグイッと腕を掴まれ、引き戻された。