「手繋ぐのイヤか?」



蓮くんに顔を覗き込まれて、慌てて口を開く。



「イヤじゃ…ない///」



むしろすごく嬉しいよ。



だから、私の心臓がドクドクうるさい。



「じゃ、行くぞ」



蓮くんはグイッと私の手を引く。



少し前を歩く蓮くんに付いて行きながら思う。



ドキドキしてるのは私だけなんだなって……