「その……蓮くんがこうやってもてなしてくれることが、今までなかったから…」 だって、幼なじみだから。 私が部屋にいても放置されてたし気を遣われたことがないもん。 「今までは、な」 蓮くんはそう言って私の目の前に座る。 「宇海は“彼女”だろ?」 ───ドキン “彼女”そう言ってもらえて私は思わず口を開いた。