『瞳子はどうしてる?』

「元気に遊んでます。かわりましょうか?」

『いや、遊んでるなら悪いだろ』



受話器を耳に当て、楽しそうにおもちゃで遊んでいるらしい瞳子を観察。


最近の瞳子は色んな意味で目を放せなくなった。



『今日はどんな遊びをしているんだ?』

「今は拓斗さんがこの前買ってきてくれたぬいぐるみと仲良く――、あっ、投げました」



可愛いぬいぐるみを投げるように落としてはキャッキャ笑っている瞳子。


それを見て笑っているまではいいのに、自分が落としたぬいぐるみは一切拾おうとはせずに‘拾ってくれないなら泣いちゃう’と私を見ながら泣いちゃうのはちょっぴり困る。



「元気だな」

「とっても。お昼寝もして、らとてもご機嫌で」



一人遊びとまではいかないけれど、ぬいぐるみに興味をだし、こうして持つまでになったのはぴったり4ヶ月になった時。