目を開けると、そこは見たこともない世界だった。 「これが、マカイなの?」 「そうじゃ。わしの家はここじゃ。これからはお前の家でもある。」 不思議な形をした家がたくさんあった。老人の家は大きな木に扉が付いていて、その中に部屋がある感じだった。 「わー、秘密基地みたい!」 「さ、中に入ろう。ばあさんが待っているぞ。」 「うん!」 この日から、僕の魔界での生活は始まった。