注文したものが揃っても私も相沢さんも喋らず沈黙…。

なんでマスターは相沢さんと会わせたかったんだろう?

もしかして、私、何かしてしまったんだろうか…。


一人でいろいろと考えて焦ったり青ざめたりしてると、突然ぶはっ!と相沢さんが吹き出した。

わけがわからず目線を上げて相沢さんを見ると、

「ごめんね、ククッ…そんなに緊張しないで」

まだ笑いがおさまらない様子で言われた。


え…私、笑われてるの?

「あ…あの…」

「ああ、ごめんね。さあ食べようか」

「あ、はい!」

まあいいや。

めちゃくちゃ美味しそうだし。

でも、ここ高そう…。

私、今日お金どのくらい持ってたっけな…。

ちょっとやばい気がする…。