そしたら 「ひ、開き直ってなんていないわよ!」 と言って 『ドンッ』と教室に響きたる 弥織があたしの机を思いっきり蹴って あたしの教科書など 何から何まで床に落ちた 「何するのよ!」 「…」 弥織わ何も言わずに 教室のドアを 『バンッ』と思いっきり 開けて走って どこかに行ってしまった 弥織が教室を出て行ったのを 見計らって クラスのほとんどの男女が あたしの元に来た