「ただいま」
家の中に入ると、見慣れない靴が2つあった。
リビングからは、三人の笑い声などが聞こえてきた。
「お兄ちゃん?」
リビングに入ると、見知った顔がふたり────。
「あっ、美亜ちゃんだー」
「本当だ、久しぶりだね」
幹部の氷室夏樹と、赤路圭介がいた。
「夏樹に圭介さんじゃん。どうしたの?」
「いや?総長がどうしても話があるって言うからね」
「仕方なく来てあげたんだよー!」
ピョコンっと立ち上がった夏樹。
夏樹は中3の延び盛り。
身長はあたしとさほど変わらない。
「夏樹、ちっちゃいね」
「うるさいー!これから伸びるの!」

