オレのパーカー着ろよ。





そして、昼休み。



今日も宮岸は来なかった。



なんで来ないのよ。



なにか変なことに巻き込まれてないよね?



……って、なんであたしが心配してんの。



宮岸なんて関係ないじゃん。


「美亜ー」



頭の中で悶々と考えていると、またいつものようにお兄ちゃんがやってきた。



ドアの前に立っているお兄ちゃんにみんななれたのか、いたって普通だ。



あたしはお兄ちゃんのところに行った。



「今日も来てない」


「は?マジかよ。オレどんだけ無駄足なんだよ」



ドアの前で文句を言うのも、いつものことだ。