しかし自分の居る場所が、さっきとは変わったから、顔は確認できた。 栞「一一一一さん!」 私は無我夢中で、彼の名前を叫んだ。 ?「…………一一一一一一一一………。」 彼が、私に何かを言っている。 それなのに私は、全く聞き取れない。 彼の唇の動きだけを頼りに、何を言っているのか確認しようとした。 しかし次の瞬間、目の前が真っ白な光に包みこまれた一一一一一一一