声の主を探して目を凝らしてみると、桜の木の下に人影が1つあった。 栞「………………だ、れ………?」 掠れた声で私が口を開くと、桜の木の下の人が振り向いた一一一一一 太陽の光で顔は見えないが、浅葱色の羽織を着ていたのが分かった一一一一一