栞「あ、あの………一一一」 私は、頑張って体の震えを抑えようとした。 でも、一向に止まる気配がない。 近「伊吹くん、一一一一」 近藤さんが口を開いた時、何かが私の前を横切って目の前が暗くなった。 私には、何が起こったのか分からない。