近「伊吹君。君が何も教えてくれないと、こちらは君を疑わなければならないんだよ。話してくれないかい?」 栞「一一一一一っ!?」 栞は顔を上げた。 近藤さんの声が、あまりにも悲しみに満ちているから………… 栞は決心をした。 栞「………………分かりました。質問には答えます。嘘偽りなく、全部答えます………。」 近「そうかそうか!」 近藤さんの顔に笑顔が戻ったのがわかった。