Time〜新撰組と平成の少女〜





気付いたときには、私は土方さんの腕の中だった。






土「栞、大丈夫だ。もう泣くなよ。」


栞「だって……………」




土方さんは私の頭をあやすように撫でながら、言葉を紡いだ。








土「たとえ栞が未来に戻っても、俺はまたお前に会いに行く。」


栞「…………え?」






土「この時代で離れても、未来で会えば良いじゃねぇか。」


土方さんは微笑みながら問いかけてくる。