ある日のこと……………










土「栞。ちょっと良いか?」




俺が声をかけると、栞の体がピクリと反応する。


こういう時は、何かを隠している時のみ。






土「また俺に隠し事か?」


栞「え、ぃや………ちょっと……………そ、の………」




栞は咄嗟に、今さっきまで読んでいた"あれ"を背中に隠す。