土「どうして、無理をする。」


栞「だ、だって…………」




理由を聞くと、栞はずっとこうやって話してくれないのだ。









土「そろそろ教えてくれよ。俺には、言えないほど疚しい理由なのか?」


栞「ち、違います!」




栞は、跳んでくんじゃねぇかって思うほど首を横にふり、涙目でこちらを見上げた。