土「いつ……」


栞「……え?」


土「いつ、また2人でゆっくりできるかなんて、分からない。」


栞「………………。」


土「だから、今は……こうさせてくれ。」






土方さんはそう言うと、後ろから抱き締めてきた。




栞「…………はい。」


私は、土方さんの腕にそっと手をのせて思った。




こんな幸せな時間がずっとあればいいのにって。


戦なんかない、平成のような世界になればいいのにって。