土方さんと見えない相手は、お互いに一歩も退かない。 緊迫した雰囲気が辺りを包む……… 近「トシ!」 どこからか近藤さんの声が聞こえた。 刀の音が聞こえたのだろう。 近「伊東さん!!何をしているんですか!?」 近藤さんの声と同時に土方さんが襖の側から離れる。 栞「土方さん、大丈夫ですかっ!?」 土「………あぁ。」 土方さんは刀を収めると栞を背中に隠した。