Time〜新撰組と平成の少女〜





まただ。


また、あの声がする。


私が、タイムスリップをした切っ掛けとも言える声だ。






声を頼りに目を移す。


すると桜の木の下に人影があるのが見えた。


それも1人じゃない。




しかも、私がよく知る人達。


浅葱色の羽織を羽織っている、人達の集団。



















…………………………新撰組の皆だ。