まただ。 また、あの声がする。 私が、タイムスリップをした切っ掛けとも言える声だ。 声を頼りに目を移す。 すると桜の木の下に人影があるのが見えた。 それも1人じゃない。 しかも、私がよく知る人達。 浅葱色の羽織を羽織っている、人達の集団。 …………………………新撰組の皆だ。