目を開けると、そこは暗闇だった。 こんな所にいると、嫌でもさっきのことを思い出してしまう。 『枡屋さんは敵。』 この事実が、私の心を締め付ける。 こんな寂しい所に、1人で居たくない。 でも、目を覚ましたら枡屋さんが傷だらけになっているのを見てしまうかもしれない。 土方さんが、枡屋さんに刀を向けているのを見てしまうかもしれない。