土「栞……………そんなことを………」 俺は言葉を失った。 栞「どうして土方さんばっかり悪者になるの?私、土方さんに悪者になってほしくないよ…………………」 栞は、俯きながら呟いた。 土「俺は、只…………………… 枡「土方はん。全て………全てお話いたしますさかい…………」 枡屋が、俺の言葉を遮り、ハッキリとした口調で言った。 枡「せやから、栞はんを早う小屋から出したって下さいな。」 土「…………………。」 枡「こないな所に、女子がいてはなりませんやろ?」