それは、よく見知った顔。 私が、見間違えるわけない。 栞「あ………土方さ、ん……………」 栞の顔から、血の気が失せた。 そりゃ、さっきまでこの人に追いかけられていた身だからね。 危険この上ない。 しかし、土方さんに抱き止められているから逃げられない。