次の日~
夕方になり私はシャワーを浴び、メイクをして部屋を後にした。


でも……ナイトゲームのドアを開けるつもりはなかった。


飲み屋街をうろうろ、うろうろ……求人の貼り紙を探しさまよった。

スナックらしき店を3件選び、飛び込みで面接を受けた。


3件とも、明日連絡させて貰う……との事だった。


面接中……
ケータイに着信が、留守電にメッセージが……


まんげつママからだ……


「何してんの?
休むんやったら、ちゃんと連絡してくれなあかんやろ、
どないしたんや?
直ぐに連絡ちょうだい」


その夜……メッセージに録音が3回も入っていた。


1日だけ日払いでお金貰って、後2日分貰ってないけど、そんなお金なんて、もう要らない……
もうあんな店は行きたくないし、絶対に行かないから……。


明日になったら、面接を受けた店から連絡が入る筈だし……もうあんな店のことなんて忘れよう。


誰がジャンボうさぎよ?人を馬鹿にして……。


私は、布団の中でシクシク泣いた。