それから彼に無理やりアドレスを交換させられて、私が働くパン屋に押しかけてきて、仕事があるのに連れ出されて… とにかく、彼の行動に振り回された。 そんな彼を好きになって…想いを告げて…今、こうして付き合っている。 このカフェがなければ、出会うことはなかった。 彼とこうやって付き合うことはなかった。 私はカフェの扉をおそるおそる開ける。 「…拓?」 「ん?おはよう、白羽」 彼はふんわりと優しい笑みを微笑む。 いつもと違う笑みを見せる彼にん?と首を傾げる。