次の瞬間、甘く苦い口づけが激しく繰り返された。 甘いけど苦しくて、息をする余裕もなくて… ただ、彼にされるがままで…何だか悔しくなった。 年上だけど、余裕なんかなくて 気づけば年下の彼に翻弄されて 意地悪な彼にも優しい彼にも 振り回されて、余裕なんて感じさせてもらえなくて 私は彼の手のひらで転がっている。 「拓は…狡いよ」 いつも余裕があって 私を楽しそうに翻弄して