佐野アキヒロ side ベンチを離れて、非常階段に行き 一息ついて 携帯の画面を見れば そこには、紛れもなく "山口るり" と表示されていた。 「はい。」 『おっそい!!出るのが!』 「ごめん。で?要件は?」 『そっちは、上手くいってんの?』 「……さぁ。」 『なによーそれ!ちゃんと、教えなさいよ!』 「別に…。ってか、るりこそどうなの?」 『こっちはねー♪今、まことと喫茶店♪』 「あっそ。」 なんだよ。寂しがってる彼女は放っておいて そっちは喫茶店かよ。 人のこと、言えないけどな。