「佐々木さん?」 聞き覚えのある声がして 俯いていた顔を上げれば 佐野くんが立っていた。 「…ども。」 力なく、会釈をすれば 「どーも。前の席、借りよーっと。」 と、笑顔でそう言って 私の前の席に座り 向かい合わせになった。