「あれ、聞こえなかった?んじゃあ、もう一度言うわ。 るりとエッ…」 言い終わる前に、俺はるりの口を手のひらで塞いだ。 るりは、眉間にシワを寄せて俺の手のひらを退けるかのように首を振った。 そっと、手のひらを離して 勢いよく、るりの両肩を掴んだ。 「ぜってぇ、しないから。」 るりの目を見て、ハッキリとそう言った。 純粋なるり。 だから、あの日キスしたときに泣いたんだろ? なぁ… そう、言ってくれよ。