(ガチャっ。)





「お。空いた空いた。
有紗ー。大丈っ…(バコッ)」







竜稀は鍵が空いた教室に入った
とたんに段ボールを片手に
持った三月に段ボールで
思いっきり殴られ
その場に崩れ落ちた。






「………」





「いってぇ!何しやがる!」






あー。これも毎日の光景に
なってきたな(笑)






「は?痛いのはこっち
なんですけど……押すなって
言ったよね?(笑)」





「はい。すみません。」









こんな会話をしている
二人を吹き出しそうに
なりながら見ていると




久隠が喋り出した。






「あ、有紗ちゃん………
ちょっと、状況が掴めないん
だけど、、、」






「あ。心音じゃん。岸谷も。
どうしたの?
……もしかして…ニヤ」






何なんだこいつら
こうゆう時は
息ぴったりだな。








「どうしてこんなとこに
居るの?有紗ちゃん達。」