階段を降り、リビングに行ったら朝ごはんが用意されていた。

おかずは、卵焼き、野菜炒め、味噌汁だった。

「梨華、パン?ご飯?」

お母さんが私の顔を見て直ぐに聞いてきた。

「ご飯ー」

「はいはい、早くご飯食べないと時間ないわよ」

お母さんはご飯をよそった茶碗を私に渡しながら言った。

「わかってるよー」

私は卵焼きを口に含みながら言った。