「梨華ー!起きてー!!」

幼なじみの紗希の声で目が覚める。

「んっ……」

「ほら!早く起きて!!」

紗希はそう言いながら私の布団を剥がした。

「さむっ…」

「もう梨華早く起きてー!」

「わかったから紗希うるさい……」

「もう、やっと起きたー」

紗希はそう言いながらベッドに腰掛けた。


その間に私は学校に行く準備をしていた。

これが私たちの日課だった。