リエイの言葉に、オレの頭は一旦動く事をやめた。


「甘姫って……?」


ちょっと待て……確かリエイは前甘姫は3年B組だって言ってた。


え?まさか――――…あの人が?


「リエイ…あの人が甘木 胡々愛先輩なのか?」


オレの質問に、リエイは“えっ?”って顔をする。


「そうだけど………何?もしかしてお前今初めて知ったの!?」


「……マジかよ」


オレは本気で驚いてしまった。


あの人が甘姫…つまり甘木 胡々愛先輩だったなんて、全く分からなかった。


部活で“甘姫が見てた”言われた時も、顔見えなかったし………