ミザロの発した「近いうちに会えるわよ。」がチリアの頭から離れなかった。

とそこに、ドタドタと騒がしい足音が聞こえてきた。
チリアの自室のドアが勢いよく開く。

「おはようございますっ!!リーダー!」

アルハだ。いつもニコニコしていて、少しやかましい女の子だが、銃の腕はハンパじゃない。

「おはよう。アルハ。」

チリアは目をこすりながら言った。

「レイさんが、朝ご飯出来たから早くおいでって!」

相変わらずニコニコしている。チリアは、ベッドから降り、アルハに一声かけた。

「それじゃあ、行こっか。」

「はい!」

和気藹々と今日の見回りの話しや、アルハのみた夢の話しなど話しをしながら、レイたちが待つ場所に向かった。