これはホスト時代のアキラの話。
「俺は【アキラ】。そこにお店があるからさ、一緒に過ごそう?
俺、君みたいな子がタイプなんだ」
ニコリ、ホストだからこそ思ってもない言葉で女性を口説く。アキラもきっと本心ではないだろう。
ミチルが呆然としてアキラを見つめていると、ユウが不機嫌そうな顔をして戻ってきた。
「ミチル、どうし………ってナンパされてんのか。おあいにくさま。ミチルは俺のなんで」
「へぇ……君、男なんだ。可愛い顔してるからてっきり女の子かと思った」
「チッ、るっせぇよ」
ユウにとっては『可愛い』は禁句。
いや、男なら誰でもそうか。
とにもかくにも、これでアキラはユウの嫌いな奴リストに入っただろう。
ユウは話しかけてくるアキラを無視してミチルと話し始めた。
その様子を暫く面白くなさそうに見ていたアキラはふいに、ミチルに右手を差し出す。
「せめて握手でもしとくー?友好的に、さ」
「はあ?!ンな必要ねぇだろっ。
行くぞミチ……って、あ、オイッ!」
ユウの言葉を無視してアキラは営業スマイルのままミチルに握手を求める。
「俺は【アキラ】。そこにお店があるからさ、一緒に過ごそう?
俺、君みたいな子がタイプなんだ」
ニコリ、ホストだからこそ思ってもない言葉で女性を口説く。アキラもきっと本心ではないだろう。
ミチルが呆然としてアキラを見つめていると、ユウが不機嫌そうな顔をして戻ってきた。
「ミチル、どうし………ってナンパされてんのか。おあいにくさま。ミチルは俺のなんで」
「へぇ……君、男なんだ。可愛い顔してるからてっきり女の子かと思った」
「チッ、るっせぇよ」
ユウにとっては『可愛い』は禁句。
いや、男なら誰でもそうか。
とにもかくにも、これでアキラはユウの嫌いな奴リストに入っただろう。
ユウは話しかけてくるアキラを無視してミチルと話し始めた。
その様子を暫く面白くなさそうに見ていたアキラはふいに、ミチルに右手を差し出す。
「せめて握手でもしとくー?友好的に、さ」
「はあ?!ンな必要ねぇだろっ。
行くぞミチ……って、あ、オイッ!」
ユウの言葉を無視してアキラは営業スマイルのままミチルに握手を求める。


