「あー………やばい。抑えらんない」



誰もいない教室。


時刻は夜の1:27。月に照らされる教室内はまた違った雰囲気を感じさせる。


その教室の中心席に座る少年顔の少女、ミチルはダランと腕を下げた状態で天井を見上げていた。



ーまた、いつものアレか。



瞬時に察すると同時に、ダランと下げていた腕を上げ、丁度自分の口の前へと掲げた。

そして、



「ーッ!!」



自らの肉にかぶりつく。