「全く……魔希は…」
「ごめんなさい……」
「まぁ、欲しいものは手に入ったし早速そこで着替えるぞ」
「うん!」
魔死はゆっくり降り、ひとけのいない場所に降りた。
「よし、着替えっか。」
すると、魔死は上着を脱ぎ上半身裸の姿となった。
「へ…?!あ…っ…!!?」
ちょ…ちょっと!!なんですすすすぐ着替えるのよ!!!
顔が一瞬にして熱をもち、顔がかなりあつかった。
「……?…あぁ、お前あっちできがえてこいよ」
「い…われなくたってするわよ!!!」
「なにそんなに怒ってんだよ」
怒るというかテンパってるのよ!!!レディの目の前で上半身裸になるんだから!!!
近く…というか、遠くのほうまで小走りし、服に着替えた。
ちょっと魔死の様子を伺いながら…べ、別に変態じゃいわよ?!覗かれないように監視してるだけなんだから!!
数分後……
「魔希ー、終わったかー?」
「ま…まだー!!」
男の人は早いと思うけど女の子はゆっくりしたペースで着替えてんだからせかさないでよ!!
……ここのホックをしめれば……よし!できた!!
「魔死、みてー!!じゃーん!」
「おぅ……うーん…見慣れないな」
「うるさいわねー!!」
でも魔死はとてもカッコいいわ♡なんてことは言えず、
「魔死もまぁまぁね」
「へいへい」
「それにしても、今日はどこに泊まるの?」
まだ夕方だけど、さすがに今日は疲れちゃった…。いろんなことがありすぎて…
「そうだな…野宿…でもすっか?」
「野宿?!」
「あぁ、一番それがいいと思う」
「……そう」
「お?なんだ珍しく口答えしないんだな」
「まぁね」
そりゃ、普通はするけど今日は魔死に迷惑をすごくかけちゃったし…。
