嘘、鬼よ。














考えすぎて頭痛が酷い…。

知恵熱がでそうだ。




何気なく擦った足になにか感覚がある。


………怪我!



そうだ、怪我の痕だ!


拷問で酷くやられた場所は、まだ治りきっておらずうっすらと痕が残っていたはず…



夢かどうかだけでも確認したい…!




私はすがり付く思いで自分のふくらはぎを見る。



案の定…、そこには傷痕があった。

ホッとしたような不安なようなどこか気持ち悪い感情が入り交じる。



あれは夢ではない…。



しかしなんなんだろう。


タイムスリップ…。
向こうにいたときは、実際に現在進行形で自分の身にタイムスリップが起きていたため、そこまで気にしなかったが、そんなことが本当に起こったのだろうか…?



そもそもタイムスリップの原理とはなんだ?

何故私が、飛ばされたんだ?




過去に行ける何てことが本当にこの世で起こりうるのか…!?

そんなの理に反していないか!?





もし…、私車にはねられたとしたら、全てつじつまが通るのではないか…?




車にはねられたその衝撃で記憶がうやむやになる。

この足の傷はその時に一緒についたものと考えればおかしくない。

今までのは全て夢で夢だったからこそ、時間を正しく刻むことが出来なかった。




そう思えば、全てのつじつまが通るのではないか………?