嘘、鬼よ。















そんな…………。


帰ってきたのか…?
現代に。



どこか納得いかない。

理由がわからない。



私が過去に連れていかれたこと事態不合理だが、なんの前触れもなく戻されるのも不合理だ。



それに…、なんだ…私。
折角戻ってきたのに…嬉しくない……?


幕末に戻りたいと思っている…のか……?






いや、まさか。



「どうしたの?大丈夫??」




……大丈夫じゃないかも知れない…。





「ちょ、ちょちょ、ちょっと一人にしてくれないか。
悪いな優ちゃんに桜さん、それと朱里さんも」




苦く笑うと三人とも黙って出ていった。


朱里さんには少し睨まれたような気がする…。

私は朱里さん、好きなんだけとなー。
信頼できるし便りになるし。

嫌われては無いんだが、どうも優ちゃん以外は受け付けないらしい…彼女は。




辺りを見渡してみても、どうやらここは病院の個室ようで間違いないようだ。

しかし全然現実味がない。



そう、私が幕末に飛ばされたときみたく、現実感がまるでない。





意味がわからない。

何故戻れたのか、
何故5日なのか、
何故倒れたのか、
何故手ぶらだったのか。




あれは夢だったというのか…?