嘘、鬼よ。















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―――――



「…三冷?」



コンクリートと薬、それと色んな匂い。

近代的な香り…。



鼻が幕末とは違う匂いを察知する。



目の前には優ちゃんと桜さんと朱里さん。

…ここは?



体を起き上がらせて部屋をみわたすと嫌な予感しかしない。



「…優ちゃん」



「よかった、目が覚めたんだね!」


あれ、コレ。


「三冷ーー!心配したぞー!!!」



どこかで…


「え、いや桜さん…あの……。」



どこかで…



「急に倒れたって病院に搬送されてきてね、全然目覚めないから植物状態なんじゃないかって、色々と大変だったんだよ?」



聞いたよ…?



「…私は、何時間眠っていたのだろうか?」





これは、ナンダ?


「5日だよ。」


5日………。

あのときと…、一緒。


同じ時間同じ場所同じ人達…。



服装をみるとやはり袴はいていなかった…。

……ならば、



「荷物!荷物は…!?」



「…うーん、知らないなぁ。
三冷ちゃん、道に倒れてたらしいけどその時はなにも持ってなかったって。」


これは…………ナンナンダ…!?