「普通科でもあるわよ。この人参とかありえないくらいのぶつ切りなんだけど」
「ごめん、人参切ったのは俺なんだ」
「嘘?え~っと、こ・・・個性的な切り方でいいんじゃないかな?さすが、葵」
「奈々、そのフォローかなり苦しいぞ」
無言でカレーを口に運んでいたけれど我慢の限界だ。
2人は何もしてないくせに!
「もう、文句を言う人は食べなくて結構!」
皿を下げようとすると2人とも食べないとは言ってないとしっかり皿を掴んでいた。
「じゃあ、文句言わないで。これでも一生懸命作ったんだから」
「何か図々しくなってきたわね」
「葵の妹だから、そのうち権力握るつもりだぞ」
向かいの席でぼそぼそと奈々と紅虎が話し込んでいる。
全部聞えてるんですけど!?
「内緒話なら本人の前で言うなっての!」
ご飯を終え、奈々はいつものごとく出掛けるためにシャワーを浴び、紅虎はいそいそと部屋に戻って行った。
お兄ちゃんと片付けをしながら、さっきのことを愚痴った。

