何なの?
もう全然意味が解らない・・・ぽかんと口を開けながら、暮れなずむ街の中を駆けて行く紅虎の姿を想像していた。
「お、なかなか上手いじゃん」
「へへ、だてに家政科出てないっての」
サンゴちゃんのために卵がゆを作った。
お兄ちゃんの評価は上々、お米も炊てるし、カレーももうちょっと煮込んだら出来上がりだ。
卵がゆとお新香をおぼんの上に乗せて、サンゴちゃんの部屋の扉をノックした。
「もうちょっと煮込んだ方が良かったわ。米の粒、そのままじゃない。塩も入れ過ぎなんだけど」
「サンゴ節が出てきた。やっと、元気出てきたね」
「ありがと、花。明日から主婦業に復帰できそうよ」
サンゴちゃんはぱちりとウインクをした。
「おかゆ食べたら、薬飲むのに水持ってくるね。今ね、カレーライス作ってるんだ」
「よろしく、小さなハウスキーパーさん」
サンゴちゃんの応援を受け、再びキッチンへ向かう。
「あれ、紅虎、帰ってたの?」
「まあな、腹減った。 I'm starving.」

