紅虎が言ってることは正しい。
甘い考えでここに来たのはあたし。
自分1人で何でも出来るって思ってたのに、何にも出来てない。
容赦ない紅虎の言葉に言い返すことが出来ない自分が悔しい。
「何、偉そうに説教なんかして。自分だって、寮生活が嫌~とか言って、家買ってもらってるくせに。親のスネ齧りまくってるじゃない」
怒りからタメ口になっていた。
嫌な奴って思われるかもしれないけれど、反抗したかった。
「スネ齧りまくってますけど、何か?俺は目的があって日本に来て、親にも応援してもらってるわけ。お前みたいに、やりたいこともなくて、それを親のせいにしてるような奴とは違う。家族を愛してるし、感謝もしている。そこをお前に批判される覚えはない」
「・・・そこ思いっ切り認めちゃうんだ」
「So What?」
言葉の間にちょいちょい入るやたらと発音のいい英語が癪に障る。
くぅ~んと鳴き声に下を見ると、トマトの帽子をかぶらされたロミが哀れんだ瞳であたしを見てた。
・・・ロミまでやめてよ。

