そんな金次くんに「Shut it!オーナーの言うことは絶対だ。ゴールドとかセンスのねぇ部屋、俺は許さねぇからな」と言い切って部屋を出て行ってしまった。
センスのない小豆色のジャージを着ている紅虎に言われるなんて、金次くんも可哀想だなと同情する。
「あ~ぁ、いいと思ったのにな、金。花っぽもそう思わない?」
そう私に訊ねる金次くんに笑って答える。
「・・・微妙」
「よ~しよし、ロミはいい子ですね~。あ、お腹を見せて手足をバタバタさせてますね~、これは犬がまいった降参!と言ってるポーズですね~」
金次くんは動物博士を演じてるのか、のんびりとした口調でロミのお腹を撫でている。
今日のロミは、苺柄のパンツを履いている。
ウェストの部分にヘタを象った緑色のひだひだがついてて、めちゃくちゃかわいい。
よ~しよしと金次くんはロミを撫でると片手に隠し持っていたドッグフードをロミに与えた。
「金次くん、また金髪に戻しちゃったんだね?」
ロミの相手に夢中の金次くんの隣に座ったまま、訊ねた。
最近までずっと黒だったのに、今日会ったら、いきなり金髪(というか銀髪に近い?)になってたからびっくりした。
しかも、今回の金髪はサイドを刈り込んでいて、ちょっと金次くんの柔らかいイメージとは合わない気がした。
「まぁ、役作りのためだよ。痛んじゃって大変よ~、何かいいトリートメント教えてくんな~い?」
動物博士から今度はサンゴちゃんになったみたいだ。

